今朝方の夢に、驚いた。
 前後は覚えていないがベンチに腰掛けている女性に声をかけたらハツミだと答える。ええっ、あのハツミが・・・大人のハツミになっている。

 それは霞んだ遠い日の記憶。
 ハツミとは、ボクが小学校一年か二年の頃に近所にいた同級生だ。
 ボクら男の子の腕をねじっては泣かせてしまうほどのおてんば。事情はわからないがすぐにどこかに行ってしまった。

 不思議だな、なんで今頃ハツミなんだろう。
 夢とは日常の体験や思い浮かべていることが出てくるのではないのか。ハツミのことなどとんと思い返した記憶もない。

 夢の中で名字まではっきり言われたのだが、目が覚めたら思い出せない。それも記憶の引き出しを開けきれてないだけでちゃんと残っているのかもしれないが。

 ふと、自己を司る記憶の総体を見てみたいと思った。が、自力のなせる業でもあるまいし、それに・・・一度にすべてみたら気がふれてしまうかもしれない。

 ボクだけのランダムメモリー、それは毎夜夢の中で気まぐれに開かれているのだろうか。 
 そして、そうだな、ボクも誰かの夢に突然現れたりしているのかもしれない。鮎釣り師になる前のまだあどけないボクなんかになってひょっこりとね。

 ははは・・他人(ひと)の記憶の中に生き続けるというのも悪くないよ。
 仮想現実な関係は気楽でいい。

 ハツミが今どこでどうしているのかはわからないが、これでボクの記憶の片隅から消えることは一生ない、つまりボクが生きてる間ハツミも生き続けてるっていうこと。
 そう、そんな記憶を宝物のようにひとつひとつ大切にしたいと思うよ。


鮎釣り師のひとり言

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