一つ前の記事に続いて、足を骨折した時の話の続き。

 家内に内出血が指の方までまわってきた、と見せた。
 家内がボクの足をじっと見つめる。

「ち・・ち・・」と呟くように家内。
 血って・・・やはり見せるんじゃなかった。家内に心配をかけるだけだった。
 と思って足を引っ込めようとしたら。

「ちンパンジーの足にそっくり・・・ははは」だと。
「なぁっ、チンパンジ~」

「そう、チンパンジーの足ってこんなんやったやろぉ」
「知らんっ!」むっ
 家内が珍しいものにでも触れるように内出血の指をちょこちょこっとつつく。
 いててっ! こら。

 なら、あんたのケツはサイですか、ゾウですか、マンモスですか、とやり返そうと思ったが、今回の骨折でお世話かけっぱなしの家内にそれは言えないワな~。

 ボクは、「まぁ、そんな感じかな」と弱く返すと寝返りを打って、チンパンジーの足を甘受した。


 熟年夫婦の教訓その1。
 連れ合いに迂闊に思いやりなど持つべからず
 いよ~、ポンッ!


鮎釣り師のひとり言

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