鮎釣り師ガバチャのひとり言

釣りあげた鮎で仲間と酒を飲む   これ人生のユートピア!


    2024年09月

      このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
    貴志川では9月下旬にも関わらず灼熱地獄にあいました。
    とにかくこの日は暑すぎてまたまた熱中症の前触れなのか手がつり始めます。

    この両手のつりの後に衝撃の両足がつったのがひと月前の有田川ダム上でした。
    ちょうどスマホが壊れていた時で誰にも連絡は取れないし、
    河原で悶絶してこのままどうにかなるのではないかと不安に包まれました。

    周囲に釣り人は一人も居なくて2時間ほど河原にいました。
    やっと歩けるようになったので車に戻って帰宅です。

    京奈和自動車道路を80キロぐらいで走っていたら
    またまたハンドルを握る両手がつりはじめてその後突然両足がつりました。

    耐えながらなんとか急ブレーキを踏んで路側帯に停車して悶絶です。

    スマホが壊れているので誰かに連絡の取りようもなくジッと過ぎ去るのを待ちました。

    こんなの初めてなんやけど、と後日知り合いの看護師さんに訊いたら熱中症の前触れでもそんなことになると言われました。

    それがまた今回の貴志川釣行で起きそうになったのです。
    PXL_20240927_073956222.MP

    やべーぞ、条件は有田川の時と似ています。
    とにかく暑くて疲労感がハンパありません。
    水は携帯していましたがすでに飲み干しています。
    ちょっと手がつり始めました。
    これはまずいと思って慌てて竿をたたみ車に避難です。
    PXL_20240927_074001435.MP

    車の中で冷たいお茶を飲んで2時間ほど休むと、
    疲労感も取れてなんでもなかったように3時ごろ復活しました。

    せっかく来たんで、もう少しだけ釣って帰ろうと降りやすいマドンナハウスの下に場所移動をします。
    渇水のせいなのか鮎は見えているのになかなか掛かりません。
    1725611408190

    が、たまにひったくられるようなアタリがあると引きも迫力十分でした。

    25cm筆頭の15匹。
    一雨来て増水すれば貴志川は型が全体的に良いのでまだまだこれから楽しめるはずです。
    PXL_20240927_105600229.MP


    有田川ダム下はナンツレに誘われて岩野河に行きました。
    PXL_20240928_000151669.MP

    9時に着いたらもう河原は釣り人で満員御礼です。
    Screenshot_20240929-143958

    やむなく白石の瀬に入ることにしました。
    白石の瀬も良いポイントには釣り人が並んでいます。
    PXL_20240928_001447917.MP

    なかなか掛りが渋く2匹掛けましたが根掛かりで2匹ロストしてしまい、プラスマイナスボウズで早々に戦意喪失です。
    1727562222274

    ナンツレはオーイカズさんの指南を受けて粘っていました。
    PXL_20240928_022314591.MP

    どんな状況でも・・・
    PXL_20240928_014517798.MP

    彼の持ち味は、どこからジョークが飛んでくるかわからない空中殺法の明るさです(*´ω`)
    PXL_20240928_080558210.MP

    昼飯を挟んで下流の吉備橋(通称ゲートボール場)に行きました。
    ここも釣り人がけっこういます。
    1727562222104

    瀬は占領されていて、自分一人ならまず選ばないだろうという流れの無いのっぺらぼうなポイントに立つしかありませんでした。
    1727527590043

    おとり鮎を送り込むとカツンと手ごたえがあって
    オトリ鮎が外れて仕掛け糸だけ戻ってきます。

    気を取り直して次を送り込むと今度は掛かりました。
    が、なぜか掛かり鮎一匹だけが飛んできます。
    オトリ鮎は鼻カンから外れていません。

    なんやねんこれ?
    と鼻カンに目を凝らすとワンタッチ鼻カンのパイプのところが無くなっています。

    鼻カンがその部分だけ空いた状態になっていました。

    何十年も鮎釣りでワンタッチ鼻カンを使っているけど、こんなのはとんと記憶にありません。

    午前中から14時のこの時点までマイナス1匹です(T_T)
    PXL_20240928_072924391.MP

    もうええ加減止めて帰ろうと思ったら、オトリ鮎が左岸側のヘチの池みたいな浅場にヘロヘロッと泳いで行ってドカンピュー! です。
    PXL_20240928_042411630.MP

    目印ぶっ飛びで半分寝かかっていた頭がトンカチでたたき起こされたような衝撃でした。

    こんなとこなのとオトリを送り込むとまたまた目印ぶっ飛びのドカンピュ! です( ゚Д゚)
    この時期の吉備橋って例年小指みたいなんしか掛からんのになんで?
    PXL_20240928_040429325

    結局17時までに26匹掛かりました。
    つか、16時ごろからは全く掛かからなかったのでほぼ2時間です。

    あーかいかい
    蚊に刺されて耳がかいっつーのよ・・。
    PXL_20240928_080639870

    私の釣果はいつもオトリ鮎2匹は勘定に入れません。
    この日は数えたら26匹だったので2匹引くと24匹です。

    けど・・ん?
    よく考えてみると午前中から4匹ロストで既に養殖オトリはいません。

    はは、この場合は2匹引き算しなくても良いでしょう。
    26匹掛けたってことで。

    と、どうでもよいところに
    ちゃっかりせこいポジティブシンキング効果を2ポイント追加しておきました。

    にゃんにゃ~ん(笑)
    1727527589906

    ポイントのおさらいですが

    吉備橋の下流に瀬がありますがそこはほとんど掛かりませんでした。
    掛かっても小さい。

    その瀬の終わりの左岸側にヨシ草の生え迫った淀み浅場があります。
    そこに22cm筆頭のドカンピュ鮎たちが、来年の遡上に向けてエイエイオーの決起集会をしているようです。
    PXL_20240928_082935653.MP

    この日の天気は晴れのち曇り・・・
    でしたが私の心は曇りのち晴れとなりました~( *´艸`)
    1727527580262

    後から気が付いたのですが、ひょっとしたら岩野河に泊まっていた赤い車はカメさんではなかったのでしょうか?

    後で写真を見ると三度笠を被った釣り人が映っています。
    ということはメーポンも居たってことかもしれませんね。

    皆さん終盤に向けて猛チャージしているようです。
    私の車も終盤を迎えてますますゴミ屋敷化していますぞな~( *´艸`)
    1727562222243


    【ガバチャマップ】
      現在、各河川にあるコンビニと道の駅、温泉などをプロットしています。
      気の遠くなるような作業ですが、鮎釣り師の皆さんのお役に立てればと頑張りますのでご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたしますm(__)m

    釣りガバch

    キャプチャ



    釣りキチ三子のブログもよろしく(^^♪
    キャfプチャ



    柴崎おとり店ブログもよろしく(^^)/
    25a8f854













      このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
    原因不明で壊れていたスマホがやっと正常化しました。
    正常化と言っても結局新しいのに買い替えたという結末です。

    両面開きのスマホを2台も支払っていくのは大変だけど
    背に腹は代えられません。

    おかげで約ひと月もソフトバンクに通い
    担当のひときわガーリーな店員さんとすっかり懇意になりました。

    今度の週末の紀ノ川鮎のつかみ取り選手権大会には
    生足へそ出しマーメイドで参加してくれるそうです( *´艸`)
    1727383058317

    つかみ取りって川の中でやるのですか?
    と勘違いされている方もいるようですが
    プールでやるのでお子様連れで遠足がてらお越しください。

    お昼は
    紀の川が生んだアユ料理研究家の釣りキチさん子が
    鮎ご飯や、鮎の塩焼き、茹でズガニなどを作ります。
    また、お子様も食べられるメニューもてんこ盛り用意していますのでご安心ください。

    出来たら余興で
    小鷹網、友釣り、段引きの異種格闘技戦エキシビジョンマッチもやるかもしれません。
    Screenshot_20240905-184311(1)

    さてスマホの壊れていたひと月間にいろいろなことがありました。
    チャーミーヒトミンが古座川大会で表彰されたり・・・
    1725685379787

    すっかり足元がおぼつかなくなった私は
    某河川釣行で足を滑らせて崖から転落したり・・・。

    奇跡的に体はほぼ無傷でしたが
    この命の次に大切なたも網がエライことになりました~(T_T)
    PXL_20240906_022325915

    また、試作試作の連続だった
    ドカンピュメジャーステッカーがやっと完成して
    なんとかファイナルドカンピューに間に合いそうです(*´ω`)
    Screenshot_20240927-054503

    鮎釣りはがけからの転落で
    手負いの獅子ならぬ手負いのエテコザルとなりましたが
    メンタルアグレッシブで鼻の穴2倍に膨らませ目バキバキであちこちうろつきました( ゚Д゚)

    九月最初の連休は釣り友の退職祝い釣行で
    島根県は高津川に。
    PXL_20240915_051209249.MP

    途中で雷も鳴って退散しましたが
    匹見川も本流も短時間入れ掛かりの面白い釣りができました。
    PXL_20240825_030654961.MP

    二日間で延べ4時間ぐらいと言う短い竿出しでしたが
    私が30数匹、釣り友が50匹手前。
    PXL_20240914_225857694.MP

    夜はホテルを取った浜田市内で
    ブランド魚のどんちっちノドグロを地酒でやって大満足でした(*´ω`)
    PXL_20240915_094239865.MP

    次の連休は父の三回忌の準備もあり高知の実家に帰省しました。
    合間に安田川で竿を出しましたが
    中日は大雨のため増水して釣りは出来ませんでした。
    PXL_20240923_054434582.MP

    一回目が半日で21匹、二回目が半日で19匹。
    と数は思うように伸びませんが、型は全体的に良かったです。
    PXL_20240921_080742952.MP

    母は小さいのだけ焼いて晩飯のおかずにして・・・

    とこの晩、横に付いた白い刺身は
    釣り友が差し入れてくれた
    釣ったばかりのケンサキイカ。
    これは美味かったー!
    PXL_20240921_085743548.MP

    私が着替えている間に
    母は良型鮎をチョイスして
    PXL_20240921_081027442.MP

    お世話になった方にあげるだとか。
    PXL_20240923_081504329.MP

    この安田川の鮎は
    馬路温泉で食べたら一匹1000円~1500円もするので
    島根のどんちっちノドグロとほぼ変わらない高級魚です。

    高知県も島根のどんちっちブランド魚に対抗して
    どかんぴゅ鮎をブランド魚として売り出してくれんかな( *´艸`)
    PXL_20240923_215707425.MP

    そんなことでいろいろありましたが
    九月も足早に過ぎようとしています。
    PXL_20240923_215237090.MP

    昨夜は孫たちから届いた写真を延々と眺めながら酒をちびちび飲みました。
    こいつらが大きくなったころには私はイイよぼよぼのジジイになっているのかな~。

    それとも千の風になって
    あちこちの川を竿がへし折れるぐらいの強風で吹き荒れているのかな~( *´艸`)
    PXL_20240926_091858553.MP



    【ガバチャマップ】 
     現在、河川毎に道の駅とコンビニをせっせとマッピングしています。
     10月末には全河川仕上げる予定です。
     1年で30万アクセス以上も閲覧いただき誠にありがとうございましたm(__)m


    釣りガバch

    キャプチャ



    釣りキチ三子のブログもよろしく(^^♪
    キャfプチャ



    柴崎おとり店ブログもよろしく(^^)/
    25a8f854











      このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
     8/25に鳥取県の千代川に釣りに行った時にスマホが壊れてしまい、やっと今日ソフトバンクでの長い対応が終わります。
     この三週間ソフトバンクに延べ10日通い、修理する専門店にも2回通いました。

      どう壊れたかと言うと、スマホの画面の上半分がタッチしても反応しない。そして私のスマホは開くタイプで開いた両面でも最初は表示されていたのですが日ごとに表示されなくなりとうとう全く画面が表示されなくなりました。また、電池の減りも数時間しか持たず、充電も半日以上かかりスマホが熱くなりすぎて繋がらなくなります。

      壊れたきっかけは心当たりはないのですが、ただいつの時点でスマホがおかしくなったのかと言えばこの千代川釣行での鳥取市内の居酒屋からです。

     電池が切れそうになったので店の女の子に充電をお願いしました。
     女の子は上司と相談して「お客さんすいませんがこんなところでもいいかちょっと見にきてもらえませんか」と私に声をかけます。私はもう皆で乾杯もして宴が始まったので「ええからどんなとこでも。充電しといてや」と一瞥しただけで皆と鮎釣り話に興じました。 

     2時間ほどで宴が終わり女の子が私のスマホを持って来てくれました。その時不思議に思ったのが50%しか充電されていないことです。2時間も充電していたのになんで、と思ったのですがホテルに帰って寝る前にスマホを見ようとしたら画面が誰かがタッチしているみたいにパッパと変わるのです。で、朝起きたらもう完全におかしくなっていました。

      ソフトバンクの調査結果はスマホが壊れた原因は衝撃を伴う水没でした。
     が、今回の釣行でそのような場面は一度も記憶にありません。
      修理と言っても部品取り寄せでは直る保証はなく、新品のものと取り替えるしかないとの結論に至りました。

      それならば、と私は思い切って9/4に発売される新機種Google Pixel 9 Pro Foldを買うことにしました。

     壊れたスマホは2年機種代を払ったら以降はタダになるプランです。買って一年目なので、これから一年は手放せずにその代金を払いつつ、さらにその上に新機種の支払いが上積みされる勘定です。 月々の支払いはサブスクで普通車が乗れるくらいに跳ね上がりました。

     まあ一年間の辛抱です。
     快適なスマホが無かったら私は生きていけません。

     ソフトバンクで手が掛かったのは、壊れたスマホのデータを新しく買ったスマホに移行する作業でした。
     だいたい1時間ぐらいはかかりますので、と店員さんに言われた作業が私の場合丸4日もかかりました。データが、特に写真と動画が尋常じゃないほど多すぎるということです。

     この作業で私の壊れたスマホに表示されたのはアマンダが撮った私とのヤバいツーショットの数々で、見るなり女性店員が慌てて赤面しながら消そうとしますが、スマホが壊れているのでどうやっても表示が切り替わりません。

     私も赤面して「それ以上のことはなんもしていません!」などと、
     なんでソフトバンクの店員さんに弁明などしなくてはいけないのかと思いながらも、焦り開き直るしかありませんでした。

     結局データ移行の丸4日間ずっとアマンダとのヤバい写真が表示され続きました。
     入店時はジェントルマン、データコピー始まったらエロ爺確定です(T_T)

     この間に女性店員から提案のあったクロームブックと言うパソコンを買いました。このパソコンは1年間は毎月3円で使えて、なんと今なら1万円のキャッシュバックがあるとの嘘みたいなキャンペーンです。
     二年目からは月々1800円位ということでいらなければ返したらよいとのことでした。年間36円払って1万円くれるなんて、もう買うしかないでしょうと即決しました。

     それから、ペイペイのゴールドカードだったか、毎月2000円の会費で毎月4000円のキャッシュバックがあると言うプランに入りました。ただしこれは月にペイペイを4万円以上使っていないと4000円は付与されないとのことで、店員さんが私のペイペイの使った金額を一年以上遡って調べてくれました。

     ら、店員さんビックリ! 
     (私もビックリ!)

     私の毎月のペイペイ支払額は条件を十分クリア!

     てなことで、アマンダとのヤバい写真が妙に腑に落ちたような店員さんとすっかり懇意になって、彼女は紀ノ川鮎のつかみ取り選手権大会に出ることになりました。

      優勝して3万円ゲットし私も幸せをつかみたい! との意気込みです。
      がんばれー! 

     あっ、そう言えばアマンダからも参加したいってラインがあったところやったわ( ;∀;)

         当日は、鮎釣り師であり鮎料理研究家でもある釣りキチ三子が作った鮎の炊き込みご飯や鮎の塩焼き、茹でズガニなどが食べられますので皆さんお楽しみに〜\(^o^)/
     つかみ取り選手権大会
      

    【ガバチャマップ】 (有田川ダム上の鮎釣り駐車場マップはこのマップの中にビルトインしました。また、Koji Ohtaさんの作った七川の釣り場マップもリンクしています。)

    釣りガバch

    キャプチャ



    釣りキチ三子のブログもよろしく(^^♪
    キャfプチャ



    柴崎おとり店ブログもよろしく(^^)/
    25a8f854











      このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
    E38090~1


     奈良の大仏様が祀られている神殿の一角に
     柱に開いた大きな穴があり、ここを通り抜けると幸せになれるという。
     
     誰かから、この穴を通り抜けようとしたおばさんが途中で引っかかって、皆に引っ張り出されたという話を聞いたことがある。


     ところ変わって香川県の高松市。
     ボクが友人のS君の実家に遊びに行った時の話だ。


     特に見るところもないが近くに神社があると言うので行ってみた。そこに石でできた大仏殿の柱と似たようなものがあった。
     やな予感。


    「よーし、久しぶりに抜けてみるか」
     とS君ニタリ。
     ボクはS君の太鼓腹を見てとがめたが、S君はためらうことなく腹這いになって四角い穴に頭から突入した。


     芋虫のようにモゾモゾはいずる。うなりながらなんとかお腹の所まで突入した時に、ぴたりと動きが止まった
     ひぃ~とS君。

     息はできるかと訊くとウンとだけ答える。うつむいたまま顔も回せない状態だ。


     ボクはS君のジャンパーを脱がそうとした。が、知恵の輪みたいになってよけい変になる。足の方から引っ張るもビクともしない。

     反対に回ってバンザイ状態の両手をちぎれるぐらい引っ張ると、うわぁっと悲鳴を上げてちょっとだけ動いた。が、今度はベルトの所が穴の両側につっかえて止まった。


     拷問のようにS君の顔がゆがむ。
     やむなくボクはS君のベルトを緩めズボンを脱がせた。ボクはS君の両手を渾身の力で引っ張り続ける。


    「う~ん、しあわせにぃ、しあわせにぃ~いーっ」
     と言いながらボクもS君も半泣きだ。

     その様を遠巻きに見ていた野良犬がウゥ~としっぽを巻いて逃げていく。


     無理矢理、何とかかんとか抜けた。


     ボクが息を切ってへちゃりこむと、S君は泥だらけのパンツ一丁で突っ伏したまま肩で息をしている。


     一種の荒行を終えたような二人。
     ボクは息を刻みながら「じ、人生そう易々と幸せはゲットできない」と力尽きたS君を慰めた。


                                             了



    【ガバチャマップ】 (有田川ダム上の鮎釣り駐車場マップはこのマップの中にビルトインしました。また、Koji Ohtaさんの作った七川の釣り場マップもリンクしています。)

    釣りガバch

    キャプチャ



    釣りキチ三子のブログもよろしく(^^♪
    キャfプチャ



    柴崎おとり店ブログもよろしく(^^)/
    25a8f854












      このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
     ボクが鮎釣り師になったのは加藤さんという人と出会ったからに他ならない。

     高知の片田舎で育ったボクは社会人になると和歌山市に就職し、その職場に加藤さんは自動車運転手として働いていた。
     夏のある日、加藤さんの主催で職場レクが開かれる。場所は紀ノ川の中流部にある船戸橋の下で、職場の若い者が準備に動員された。一番下っ端のボクは朝早くから現地に行って日よけのビニールシートを張らされた。

     この日の料理は加藤さんが紀ノ川であらかじめ獲った鮎とズガニだった。
     何十匹もの大きな鮎に竹串を刺す。最初は手が滑ってうまくいかなかったが、加藤さんにこつを教えてもらって要領を得た。竹串に刺された鮎は炭火の周りに円陣を組むように並べられ、大きな竹かごですっぽりと覆われた。きつね色になったらできあがりだ。

     ズガニの方は手間取った。こちらは大きな竹かごの中に数十匹が生きたまま入っていて、大人の手の平もある厳ついズガニがわんさか這い上がってくる。それをつかんでは熱湯に入れるのだが、またすぐに這い上がってきて往生した。観念したズガニを棒で抑えつけて熱湯に沈めておくと、土色のズガニが鮮やかな赤色に変色する。調味料は鮎もズガニも塩だけだった。

     できあがった鮎とズガニが、川岸に集まった職場の家族連れらに振る舞われる。

     うまい! ボクらは夢中で舌鼓を打った。晴天の下で冷え切ったビールが喉を鳴らす。加藤さんは目を細めて冷酒をあおっていた。

     少し酔った加藤さんはやおら立ち上がると、「お前弟子や。手伝え」とボクを指名しタテ網の片方を持たせた。
    「今からこの前で鮎を捕りますので」と加藤さんがみんなに言うと歓声が上がった。
     ボクは加藤さんに言われるがままに紀ノ川に入っていった。

     指示どおりボクは対岸に渡るとタテ網を持ったまま上流に石を投げ続けた。すぐに肩が痛くなったが、みんなが声援を飛ばすのでやめられない。やっと網の引き上げとなって岸に戻ると、まるまるとした鮎が何匹も掛かっていた。

     その一匹を取り外した加藤さんは、人差し指で鮎の腹を割って内臓を取り出し、梅干しをつぶした梅肉を内臓の代わりに詰め込んだ。

    「これが紀ノ川の通の食べ方やして。そのままかじれっ」
     と加藤さんが言う。

     ボクが躊躇するとみんなから拍手と歓声が飛ぶ。ボクは顔をしかめて鮎にかぶりついた。
    「ん、お前は若いけど素質がある」
     と上機嫌の加藤さんはまた冷酒を美味しそうにあおった。

     思い返してみれば、それから四半世紀もの歳月が流れていた。
     転勤で和歌山を離れていたボクは再び転勤で和歌山に戻ることになる。
     ボクはすぐに加藤さんの家を訪ねた。さすがに年老いていたが、グリッと開いた目は昔のままだった。

     その夏、ボクは加藤さんに釣った鮎を持って行った。
    「おまはんが鮎釣り師になるとはのぉ」
     と加藤さんは目を細めた。
    「昔紀ノ川で加藤さんに鮎を食べさせてもらってから興味がわきました」
     とボクは返した。
    「今晩うちに泊まっていけ。おまはんにちょっと話したいことがあるんや」 
     と加藤さんがボクの手を引く。その時の表情が少し暗かったのが気になったが、ボクは遠慮してまた来るからと断った。
    「じゃあちょっと待っとけ」
     と家の裏に消えて行った加藤さんは、鮎釣りベストを下げて戻ってきた。
    「これ買ったんやけど足が悪うなって鮎釣りでけんようになったから、おまはんにやる。今度これ着て船戸橋の下で釣れ」
     と言われた。
    「はい。加藤さんの代わりにバンバン釣らせてもらいます」
     とボクが声を上げると加藤さんは顔をくしゃくしゃにして喜んだ。

     なのに、ボクは釣りクラブの拠点である有田川の方に通い詰めて、紀ノ川にはつい行きそびれてしまった。

     翌年のある晩秋、久しぶりに加藤さんに鮎を持って行ったら寝たきりになっていた。

     ボクがそばに寄ると目を向けて何か言うが、何を言っているのか分からない。加藤さんは直ぐにまた眠ったようになった。意識が戻ってあんたのことわかったみたいやして、と奥さんが声を詰まらせる。
     あの時、加藤さんはボクに何を話したかったのだろう。

     その半月後、加藤さんは帰らぬ人となった。

     鮎ももう掛からなくなった肌寒い日、加藤さんからもらった鮎ベストを着て船戸橋の下で竿を出す釣りバカを、橋上から何人かが笑いながら眺めていた。

     約束は守るから約束で、守れなければ約束とはいえない。
     ボクはせめて一匹でもと鮎竿を繰った。

                                  了



    【ガバチャ・マップ】 (有田川ダム上の鮎釣り駐車場マップはこのマップの中にビルトインしました。また、Koji Ohtaさんの作った七川の釣り場マップもリンクしています。)

    釣りガバch

    キャプチャ



    釣りキチ三子のブログもよろしく(^^♪
    キャfプチャ



    柴崎おとり店ブログもよろしく(^^)/
    25a8f854












    このページのトップヘ