チョー若い頃の話だからいいだろう。
 初任者研修の最終日に懇親会があった。街から離れた研修所での缶詰状態を開放され、宴は異様に盛り上がった。

 一次会から二次会へと神戸の繁華街に繰り出した。
 初めてあったもの同士なのに意気投合する輩は居るもので、四、五人のグループが形成されさらに3次会へと流れていった。

 飲んで歌って時間も忘れ、慌てて阪神電車に駆け込んだ。和歌山まで帰らないと行けない。何とか難波まで行ったが終電が出た後だった。
 しかたなく泊まることになった。

 酔ったせいか視界がぼーっとしている。運良く直ぐにカプセルホテルを見つけた。
 受付の女性が、用紙に住所氏名を書いてくれと言う。

 酔ったせいか記入欄がどうしても見えない。書けないままモゾモゾしてると、受付の女性が「どこそこのまるまるさんですね」と職場名や実名まで明るく言う。

「な、なんでオレのこと知っとんねん」と加トチャンみたいに呂律レロレロで返したら、苦笑いで胸のところを見ている。
 なんだと顔をおろしたら研修の名札がそのままついていた なっ! 後のフェスティバル(祭)とはこのことだ叫び

 研修の名札外すの忘れてたっ。酔いがすっ飛んだ。のもつかの間、カプセルインと同時に白河夜船の高いびきだ。
 朝起きるとメガネがない! いくら探しても無いので阪神電車に電話したら落とし物コーナーに上がっていた。

 昨夜、メガネ無しでも難波まで来てカプセルを見つけた眼力なのに、夜が明けたら目が見えずオロつきながら手探りで梅田まで戻った

 後日、あの時飲みに行った仲間に「何で名札のこと教えてくれなかったんだよ」と言ったら、全員酩酊状態でその夜のことを覚えていなかった。

 こんな時は、類は友を呼ばなくていいむっ




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