なぜ今年の有田川ダム上の鮎は群れずにツキ鮎となったのか。

ま、これは極端な言い方で、群れ鮎は群れ鮎でいます。

去年からの比率が違うだけだと思います。


去年まで群れ鮎が放流鮎全体の90パーセントだったとしたら

今年は群れ鮎40~30パーセントぐらいじゃないでしょうかね。

かなりいい加減な腰だめの数字ですが。

 

下流でおとり鮎を作っている業者さんはトラックで運んでくるのでバケツで小割にして入れたとの話を聞きました。

去年と違うのは、漁協がそのほかの放流魚も群れ鮎を作らせまいと小割にしたという手間暇かけた努力があるようです。が、それも言われるほど顕著に行われたわけではないそうです。

 

一昨年、高知県では明らかに本来の闘争心が養殖池の中で泳ぐ鮎に戻っていたという話を思い出しました。

その前年まで、高知県は県外にも鮎を供給していたらしいのですが何らかの事情でそれができなくなり、川に放流する前の鮎が養殖場の中で少なくなった。つまり、養殖池の中の鮎密度が少なくなり、この結果、鮎同士の突っかかりあいが顕著にみられるようになったらしいのです。


イワシなど小魚の蝟集、つまり塊になるのは大きな魚から団結して身を守るからともいわれていますが、実際には小魚たちに本当のことを聞いたわけではないのでわからないというのが正確なところのようです。

 

ガバチャの仮定。

鮎が群れるというのは鮎密度によるのではないのか。

一つの淵のようなツボに500匹も放せばいつまでも蝟集してバラけず、流れ藻などを食べるようになる。


しかし、同じ場所にたった5匹だけしか放さなかったら

鮎たちは5匹寄り添って生活をするのではなく

すぐにどこかに散って行って底石の苔をはむ。


もしも仮定が当たっていたのなら

手間暇をかければ

もう少しましな状態を人為的に作り出せるような気がします。


有田川ダム下もツキ鮎のみならずおびただしい群れ鮎はいます。

放流魚なのかもしれませんが、天然遡上でもそれらは見られるといいます。


これらの鮎は種類が違うわけではなく

たまたまあるエリアで知り合って群れを増幅させているのではないでしょうか。


要するに絶対的な遡上量が多く過密状態であるために起こりうることだと。

ただ、下流は川が広くそのような現象は限定的だとも思います。

もう一度ダム上に話を戻すと、下流に比べて川自体がかなり小さいところに4トンもの放流は多すぎるのではないかという声を時々聞きます。


もしそうだとすれば、今まで通りの方法で大量に決まったエリアにドボドボ放流するのは効率的ではあれ余計群れ鮎を作っていることになります。


今回、解禁一週間前に増水がありました。

最後に放流した鮎は流れたのではないか、と不安視されました。


現状ダム上の鮎の絶対量があの増水以降どのようになったかはわかりません。

が、放流したての弱い鮎が死んで流れたから鮎の絶対数が少なくなってちょうどツキ鮎ができたとしたら

なんとなく素直には喜べません。


いずれにせよ

自然任せ故

今回の増水でまたどうなるかはわかりませんが

さらに良くなることを期待するばかりです。


つか、「祈ります」の方が正しい表現かもしれません(*´ω`*)



押手橋の夕方の水位です。

かなり引いたとはいえ、まだまだ高いですね。