またまたタイトルでアクセスを釣ろうという意図がアリアリですが・・・( *´艸`)
この前の日曜日、貴志川の一か所目で撃沈して場所替えのために道に上がったら
町の広報担当をしているというカメラを提げた方とバッタリ出くわしました。

あの橋から写真を撮りたいのですが
今は釣り人が一人なので二人ぐらいそろったところが撮りたいんですけどね
今からあなたはこの下に釣りに降りられますか?
と訊かれたので、えぇまぁと会話の流れで相槌を打ってしまいました。
それでマドンナハウスに車を停めてその前から降りることに。
マドンナハウスに着くと、しゅんちゃんや鮎世界さんやみっつんさんなど貴志川の芸能人がたむろしています。
ゆっくりと話もしたかったのですが、広報担当を橋の上で待たせてもと河原に急ぎました。
先に釣っていた方の後方で竿を構えたら
広報担当の方がカメラを向けて何度か撮っている様子でした。
さて、広報担当が去った後にその周辺をじっくり見ると鮎があちこち走り回っています。
今度は本業とばかり、オトリ鮎をヘチの雑草下に送り込むと一発でビュンです。
ところがそれで鮎が散ったのか後が続きません。
上手の釣り人を見るとポツリポツリと掛けています。
よく見ると引き抜きはせずに慎重に時間をかけて手元まで寄せています。
あれっ、とその時に気が付きました。
杖を突いています!
どうや、釣れるかい!
その方が私に向かって声を上げました。
いゃーひとつきたっきりですヨ。
と、私は竿を担いでゆっくりとその方のそばに近寄りました。
遊び鮎やでな、なかなか次々と掛からんわ
その方は相好を崩して杖を突きました。
ヒキブネには「殿」と大きく書かれてあります。
殿さん、おじゃましてすいませんでござる。
と私が言うと
「わしゃ苗字が殿っちゅうんじゃ。和歌山県でひとつしかないでな」
えっー、マジっすか( ゚Д゚)
「そやから悪いこととかなんもできへんのや」
「まぁ確かに、殿さまが何かでニュースにでも出たらみんな驚きますもんね」
二人の笑い声が川面に響き渡ると、群れアユが驚いたのか走り回りました。
お歳はなんと86才とのことです。
私は聞いた瞬間「スゴイです!」と頭を下げたまま二の句が継げませんでした。
この橋の下に鮎が溜まっているからそこで釣ると掛かるやろぉ
御意! 殿さんの指示に従い私はそこに竿を構えました。
そっからポンポン入れ掛かりです。
その最中、にこやかな殿さまと目のあった私は行儀よく一礼をして
祝着至極に存じます。
いつまでもお元気で鮎釣りをお楽しみくださいませ。
と、小声でつぶやきました。
このひと時だけでも家来にしてもらおう・・・。
殿さーん、ご移動の際にはお声掛けくださいませ。
この足軽のガバチャが加勢いたしますので。
と声を掛けた刹那
雲の切れ間から射した陽光が
殿さんの持つ鮎竿の穂先から手元に向かってキラリと走りました。
ビバ! 貴志川♪(*´ω`)








