今回の日置川でやはり瀬釣りは面白いと思った。

早瀬、急瀬、荒瀬、豪瀬の順で呼ぶと
私の対峙した瀬は「荒瀬」に部類するだろう。


この土日に日置川で見かけた釣り人はたったの二人だった。
それだけ今の日置川は釣れないのだろう。

とするとこの荒瀬はサラバなのかもしれない。
そして居たとしたら型は良いはずだ。

と、川面を眺めながらナギナタを伸ばした。

セットしたのはオーナーのTG003
つけ糸はザイトフロロの025
鼻カン糸はフロロ08である。

針はセツナ6.5号の四本錨をハリスをめいっぱい長くとって
アブラビレの下に逆針を皮打ちにした。

経験上、今の時期にこの荒瀬ならこの仕掛けで大丈夫。
昨日の良型をオトリ鮎にするので、その自重でオモリも瀬針もいらない。

と
いざオトリ鮎を荒瀬に突っ込む。

オトリ鮎がたまらず石裏に避難する。
ソリッド穂先なのでオトリ鮎は石裏に入ったら動かない。

休ませるつもりは無いのでズームを伸ばして強引に斜め上りさせたら
ガガガッと衝撃があり
竿がひったくられるような瞬足でブン曲がった。

慌ててシモに下りながらノされまいと竿を反対側に返して耐える。
腰を落として耐える・・・

も
耐えきれない・・
また下がる。

けつまずいてコケそうになる。
また下がる。

やんちゃな野鮎にはかなわない。
結局何十メートルもの下流の淵まで下らされる。

今度は淵で上下のやり取りをしながら
呼吸を整えてやっとタモ網に抜き取る。

ホッとして腰からクダケ落ちる自分がおかしい。
見ると体高のあるマルマル太った良型の鮎だ。


その鮎をところどころで川に浸しながら
下ってきた瀬をまたゆっくりとヒキブネのところまで上っていく。

9時から2時間かけてこれを11回やった。
もうヘトヘトである。

たたんだ竿を肩に担いで
真っ青な空を仰ぐ。
全身を細胞レベルにまで隅々使い果たした満足感にしばし浸る。

やっぱ自分のやりたかったのはこれだったな。

日置川ありがとう!
年券を当てさせてくれた和歌山内水面漁協さんありがとう!

かけがえのない60歳の誕生プレゼントになりました(*´ω`*)