二つ前の記事のWさんから聞いた驚くべき話のことです。

 

W「ガバチャはん、今年の解禁の鮎食べたら卵もってたで」

ガ「え゛―っ」

 驚きの奇声で扁桃腺がビリビリ鳴りました( ゚Д゚)

 

 7つ食べたうちの4つが卵を持っていたとのこと。

 卵巣は片側だけ大きくなっていたらしい。

 

 そういえば私は解禁二日目に釣った鮎を友人と見せ合って

「解禁にしてはみな型ぞろいで大きいがな! ん? これはさほど大きくはないけどまるで終盤の卵持った鮎みたいにおなかパンパンやでな」

 私がそう言って腹パンの鮎を手にとって見せると友人も驚くように笑ったのでした。

 その時は二人ともまさか本当に卵を持っている鮎だとは思いませんでした。

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 Wさんの話を聞いてあの時の鮎も卵を持っていたに違いないと思いました。

 ガバチャも釣った鮎を食べればわかったでしょうが、一切アユは食べません。釣るだけです(笑)

 

 解禁から昨日までの累計釣果は337匹です。

 その全てを柴崎おとり店の特別イケスに毎回釣り終えたらガバッと移しこんで寄付しました。

 その鮎はガバチャの釣り仲間や釣り客や近所の方々が日に日にてんでに持ち帰ったらしいのですが、その中には卵を持っていた早熟鮎がいたはずです。

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 研究者に訊いてみました。

 

 早期に卵を持った鮎は特に異常な現象ではありません。

 人口種苗では7月ぐらいに婚姻色の出るものもあり珍しくはありません。

 でも解禁日に卵というのはちょっと早いかもしれませんね(笑)

 おそらく支流などの日照時間の短いところに放流された鮎でしょう。

 

 当たりです。

 Wさんの話では全部支流の湯川の鮎だったとのことです。

 ガバチャはあちこちで釣るのでどこで釣った鮎かは覚えていませんが、湯川でも何度か竿は伸ばしていますのでそうだったのかもしれません。

 

 養殖池の水温が18度より高く、放流された後に日照時間の短い場所に放流されると早熟するとのことです。

 

 漁師は片腹と言いますが、鮎の卵巣は発達初期は片側から大きくなるそうで、これもWさんの言う通りでした。

「今度釣ったら尻ビレの形を見てください。メスの形をしていたらそれが早熟鮎です」

 通常の鮎は、尻ビレの形は8月頃まではオスとメスは区別できないけれども、それ以降は徐々に形が変わって区別できるようになるそうです。

キャプffチャ

 

 孫引きですがある論文には・・・。


【冬季の長日処理による早熟陽幼アユの性状 SUISANZOSHOKU 1996-H8】

 また,アユの人工種苗生産には夜間も電照して飼育の効率化をはかるべきである5)といわれた時期もあるが,成長促進を期待して積極的に電照したために幼アユが成熟した例が出現して,その後は夜間長時間の照明は実施しないようになったともいわれている。しかし,今もなお,解禁時に完全に成熟した小形アユが釣獲されている例もある

 

 とあります。

 なので今回の現象は私の扁桃腺がビリビリ鳴るほどには特異なことではなかったようです。

 むしろ養殖業者などの間では常識的なことらしいです。

 

 今年、ダム上では放流鮎3トンのうち1/3の1トンが日高の人口種苗だといわれています。

 

 研究者の話ではおそらくその鮎ではないのかということですが、ただ何十年も有田川で鮎に関わってきておられる方々がこの話を聞いて一様に驚かれるということは、よほど何らかの条件が重なってそのような成熟アユが増えたからではないでしょうか。

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 今年の春は例年に比べて寒い、との地元の方の声もあります。

 

 鈍なガバチャが釣り上げた鮎を見てアレッ?

 て気が付くぐらいなんですからよほど早熟鮎がいるんじゃないでしょうかね。

 

 研究者曰く、もちろんオスも同じです。

 

 ということは!

 有田川のダム上では来月あたり産卵の瀬付きアユが発生して入れ掛かり出し掛かりになるっていうことでしょうか( *´艸`)

 

 コロナで地上も大きく変わりました。

 川の中でも何か起こりそうな気配です。

 

 この際、禍(わざわい)でなけりゃもぅなんでもイイですわい!

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