ゴルディアスの結び目というのがある。
複雑にもつれて誰にもほどけない、この結び目を解く者はアジアの支配者になるであろうと言われた。
世は紀元前333年、アレキサンダー大王の若かりし頃。
もしこれが天才の諸葛孔明ならサカサカッとほどいていたかもしれない。
また、もしこれがめちゃおりこうさんの一休さんならポクポクポクチ~ンとトンチでほどいていたかもしれない。
もっとも、一休さんにアジアの支配者になるなどという野心があるとは思えないが
のっけから話が脱線したが、そのゴルディアスの結び目を見たアレキサンダー大王は躊躇なく腰の剣を引き抜き一刀両断にしたという。
見守っていた取り巻きの兵士たちは大歓声を上げた。
英雄待望論とはこういうものだろう。
この前有田川で鮎釣りをしていた時、ヨシ草に釣り糸が絡まりゴルディアスの結び目みたいになった。
ボクは躊躇なくヨシ草にかじりついてかみ切った
それを見ていた他の釣り人たちからはゲラゲラとまばらな失笑が起こったのだが、有田川の支配者になるためにはそのくらいの潔さがいるのだとアレキサンダー大王気取りのボクだった。
いったい、有田川の支配者になってなにすんだっつーの
その潔さが再び試される場面が意外なところでやってきた。
昨日、友人と仕事帰りに飲みに行こうと一階の玄関まで降りたら雨が降っていた。
あわてて置き傘を取りに戻った。
が、その傘が開かない。
傘をピシッとくくるピラピラのなんていうのかわからないけど、あれ、あれね。
あれのボタンのとこがさび付いて取れない。
このボロ傘がっ
とムキになって引っ張ったがどうやってもとれない。
友人がおまえなにもたもたしとんねんはよせえや~、みたいな顔で傘をさしてボクの方を見ている。
えーい、しゃらくせえっ
とボクは一階の守衛室に飛び込んで「すんません、ここ切ってください」と傘のボタンのところを差し出した。
「えっ、ここ切っていいんですか」 と守衛さん。
「ええ、アレキサンダー大王だから」 とボク。
「え、おたくアレキさんだったっけ?」 と守衛さん。
「いやアレキさんじゃなくて・・・、もうそんなことどうでもいいから早くここ切ってください」
あはぁ、と首をかしげたまま守衛さんは、ホントにいいんですかいいんですかを繰り返しながら手に取ったはさみをソーッとピラピラに添え入れた。
ピラピラがハラリと切れた瞬間、守衛さんたちからのアッァ~ァと言うため息にも似た声が漏れた。
ガード下の串カツ屋で友人らにオレはアレキサンダー大王だとか、いや、あきれサンダー大王だとかアホなことを言ってぎゃはぎゃは飲み騒いで帰ったら、翌朝家内に傘のことがばれてしまった
「へっ、なにがアレキサンダー大王よ」
と二日酔いのボクは一刀両断にされた。
やはり、アレキサンダー大王も我が家のエンマ大王様にはかなわない
英雄にしてはふがいなく、酔っぱらって切れたピラピラのところが見えるように玄関先に置いていたのがまずかった

神戸三宮の串カツ屋で何軒も行って一番おいしいと思ったのがここです

一押しは豚バラ。
二度付け禁止の特製ソースがメチャおいしい

そして、あぶりマグロ。
大根おろしとネギ、わさびをちょんちょんとつけて食べます。
これも絶品

仕上げは隣のラーメンや

どこかなつかしい味。
たくあんは食べ放題

どちらの店もJR神戸三宮駅から徒歩30秒。
この満艦飾にきらめくガード下のネオンが、酔っぱらって出る頃にはぼやけた銀河系のようになる
そう、英雄はロマンチストでもある


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複雑にもつれて誰にもほどけない、この結び目を解く者はアジアの支配者になるであろうと言われた。
世は紀元前333年、アレキサンダー大王の若かりし頃。
もしこれが天才の諸葛孔明ならサカサカッとほどいていたかもしれない。
また、もしこれがめちゃおりこうさんの一休さんならポクポクポクチ~ンとトンチでほどいていたかもしれない。
もっとも、一休さんにアジアの支配者になるなどという野心があるとは思えないが

のっけから話が脱線したが、そのゴルディアスの結び目を見たアレキサンダー大王は躊躇なく腰の剣を引き抜き一刀両断にしたという。
見守っていた取り巻きの兵士たちは大歓声を上げた。
英雄待望論とはこういうものだろう。
この前有田川で鮎釣りをしていた時、ヨシ草に釣り糸が絡まりゴルディアスの結び目みたいになった。
ボクは躊躇なくヨシ草にかじりついてかみ切った

それを見ていた他の釣り人たちからはゲラゲラとまばらな失笑が起こったのだが、有田川の支配者になるためにはそのくらいの潔さがいるのだとアレキサンダー大王気取りのボクだった。
いったい、有田川の支配者になってなにすんだっつーの

その潔さが再び試される場面が意外なところでやってきた。
昨日、友人と仕事帰りに飲みに行こうと一階の玄関まで降りたら雨が降っていた。
あわてて置き傘を取りに戻った。
が、その傘が開かない。
傘をピシッとくくるピラピラのなんていうのかわからないけど、あれ、あれね。
あれのボタンのとこがさび付いて取れない。
このボロ傘がっ
とムキになって引っ張ったがどうやってもとれない。友人がおまえなにもたもたしとんねんはよせえや~、みたいな顔で傘をさしてボクの方を見ている。
えーい、しゃらくせえっ

とボクは一階の守衛室に飛び込んで「すんません、ここ切ってください」と傘のボタンのところを差し出した。
「えっ、ここ切っていいんですか」 と守衛さん。
「ええ、アレキサンダー大王だから」 とボク。
「え、おたくアレキさんだったっけ?」 と守衛さん。
「いやアレキさんじゃなくて・・・、もうそんなことどうでもいいから早くここ切ってください」
あはぁ、と首をかしげたまま守衛さんは、ホントにいいんですかいいんですかを繰り返しながら手に取ったはさみをソーッとピラピラに添え入れた。
ピラピラがハラリと切れた瞬間、守衛さんたちからのアッァ~ァと言うため息にも似た声が漏れた。
ガード下の串カツ屋で友人らにオレはアレキサンダー大王だとか、いや、あきれサンダー大王だとかアホなことを言ってぎゃはぎゃは飲み騒いで帰ったら、翌朝家内に傘のことがばれてしまった

「へっ、なにがアレキサンダー大王よ」
と二日酔いのボクは一刀両断にされた。
やはり、アレキサンダー大王も我が家のエンマ大王様にはかなわない

英雄にしてはふがいなく、酔っぱらって切れたピラピラのところが見えるように玄関先に置いていたのがまずかった


神戸三宮の串カツ屋で何軒も行って一番おいしいと思ったのがここです


一押しは豚バラ。
二度付け禁止の特製ソースがメチャおいしい


そして、あぶりマグロ。
大根おろしとネギ、わさびをちょんちょんとつけて食べます。
これも絶品


仕上げは隣のラーメンや


どこかなつかしい味。
たくあんは食べ放題


どちらの店もJR神戸三宮駅から徒歩30秒。
この満艦飾にきらめくガード下のネオンが、酔っぱらって出る頃にはぼやけた銀河系のようになる

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