二年前の冬。
 出勤時にローソンに寄ったら写真の雛メジロがドアの前にうずくまっていた目

 触っても動かない。出てきた店員さんも「寒すぎるからかな」と心配顔。
 思案の途にいつか見たドラ猫が思い浮かんだ。おまえ食われるぞ、と車にあったタオルを取り出しメジロをくるんだ。

「どこか暖かいところに放してあげるわ」と店員さんに言ってメジロを助手席に乗せた。 ヒーター全開、怒鳴るようなケツメイシの音量を絞る。

 でっかい布団から頭だけ出したメジロに「メジ郎」でいいか、と見つめると首をチョイとひねった。

 職場につくと段ボールで巣をこしらえ、コンビニ弁当の具を溶いて離乳食をつくると、陽当たりのよい休養室にメジ郎をおさめ仕事についた。

 やっと昼休み。

 だが、メジ郎はいなかった。
 清掃のおばちゃんに訊くと、メジ郎は元気よく空に舞い上がったとのことだった。

 戸を開けると日向の植木で野鳥らが群れ遊んでいる。まあここならドラ猫もいまい、とメジ郎にお裾分けしたコンビニ弁当を広げた。

 メジ郎、世の中厳しいけど元気でな。


鮎釣り師のひとり言


記事を読んで良かったと思った方は
ポチッと押してくださいにゃ~ダウン
    


たまには ブログランキング おもしろい話 も見てちょんまげ目


  超燃える鮎友釣り もヨロシクグッド!